2018.03.19
世界主要企業サイトの常時SSL対応がほぼ6割に
前回 に続き、常時SSL対応について、世界及び国内の主要企業サイトを対象に調査しました。
2018年7月にリリースされる Google Chrome 68 から全 HTTP ページに警告ラベルが常時表示されるため、httpsへの完全対応が急務となっています。企業サイトにおいては、この3月から4月のサイトリニューアルで、さらに常時SSLへの対応が増加すると予想されます。
- 世界の常時SSL対応はさらに進み約6割に。国内でも5割を超えた
- 世界ではhttps完全対応がほぼ半数に。国内でも倍増し約3割に到達
- 欧米では常時SSL対応は8割に近いが、アジアでは現状では約3割に留まる
- 欧米ではhttps完全対応がさらに増加。アジアでも倍増したものの約2割に留まる
- ドイツ、オランダ、スイスはhttps完全対応率が非常に高い
主要企業サイト 常時SSL対応状況(前回調査との比較)
世界主要企業サイトの地域別・国別 常時SSL対応状況(2018年3月)
欧州、北米では、約7割がhttpsに完全対応している。一方アジアでは、https完全対応率は、 前回 より増加したものの2割に満たない。
ドイツではhttps完全対応率が非常に高く、オランダ、スイス、フランスが続く。日本、韓国でも、https完全対応が増えているものの、現状ではhttp併用で対応する企業が多い。 中国は、https完全対応が前回(0%)より、増加したものの、依然として常時SSL対応が進んでいない。
- 常時SSLとは
- 入力フォーム、ログインページ、決済ページ等だけではなく、Webサイトの全てのページをSSLで暗号化するセキュリティ手法。Webサイトの安全性・信頼性の向上や、SEO・アクセス解析等マーケティング面での優位性から主要Webサイトでの導入が増加している。