2021.08.04
コーポレートサイト制作の事例とトレンド

コーポレートサイト制作の流れとポイントをご紹介します。

コーポレートサイトとは
コーポレートサイトとは、その企業についての公式な情報を伝えるホームページです。主に最新情報、サービス・製品の紹介、会社情報などで構成されています。会社の活動や社会貢献を伝えるコラムを掲載する事例もあります。
コーポレートサイトの目的と役割
コーポレートサイトの目的は、顧客、株主、取引先など、さまざまなステークホルダーに向けた企業情報の公開とコミュニケーションです。
主な役割として広報的な側面とマーケティング的な側面があります。
- BtoBのコーポレートサイト
BtoBのコーポレートサイトは営業活動を補完する役割があり、見込み客や商談機会の獲得も目的としています。 - BtoCのコーポレートサイト
BtoCのコーポレートサイトは消費者の認知や購買意欲を促進する役割があり、購買数の増加も目的としています。

コーポレートサイト制作の流れ
コーポレートサイト制作の流れ(フロー)と主な作業内容をご紹介します。
企画・ 要件定義 |
目的・ビジョン/ターゲット/施策/サイト構成/機能/インフラ/予算など |
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設計・ デザイン |
構造設計/ワイヤーフレーム設計/UI設計/トップページデザイン/下層ページデザイン |
編集・ 素材制作 |
テキスト/画像/イラスト/ロゴ/アイコン/音声・動画など |
制作・開発 | HTML・CSS・JavaScriptコーディング/フォーム/サイト内検索/ログイン機能など |
検証・公開 | 表記/ブラウザ表示/リンク/リダイレクト/フォーム/SNS連携/解析ツールなど |
運用・保守 | 内容追加・更新/サービス維持/エラー監視/セキュリティ・インフラの維持管理など |
コーポレートサイトデザインのトレンド
- レスポンシブ・フルスクリーンに対応
- 文字を少なくシンプルに表現
- 動画やアニメーションの活用
- イラストの活用
- サステナブルな取り組みの訴求
コーポレートサイトデザイン事例
コーポレートサイト特有の傾向として、SDGsをデザインに反映する事例が増加しています。
コーポレートサイトの構成とコンテンツ
コーポレートサイトのターゲットは広範囲にわたります。そのため、全てのターゲットに対応した「統合型」と
特定のターゲットへの情報発信を強化した別サイトを併用する「分離型」があります。

コーポレートサイトのコンテンツの傾向
サービス・ 製品情報 |
サービス・製品情報のほかに、セミナーやイベントの案内・予約機能なども増加 |
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企業情報 | 会社概要・業績など、単調になりがちな情報のグラフ・イラストでの表現が増加 |
IR情報 | ESG投資の高まりから、環境活動など非財務情報が増加 |
CSR情報 | CSRの発展形としてSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みが増加 |
採用情報 | 学生・求職者向けにインパクトのあるデザインを採用した分離型が主流 |
ニュース | 検索性向上のため、サムネール表示、絞込み・並べ替えなど機能充実化の傾向 |
コラム | 企業ブランディングやマーケティングにつながる情報やトピックスを発信 |
コーポレートサイトのシステムと機能

Cookie同意 管理 |
各国のクッキー規制に対応し同意管理バナーを表示 |
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サイト内検索 | 自社のWebサイト内のコンテンツに限定して検索 |
レコメンド | 閲覧や購入の履歴からおすすめのコンテンツを表示 |
問い合わせ 管理 |
入力フォームからメッセージを受信、内容・返信等を管理 |
チャットボット | Webページ上で質問や要望を受け付け、リアルタイムで回答 |
FAQ管理 | Q&Aページを作成・蓄積し、運用管理 |
CRM | 顧客との継続的な関係構築のための施策を管理 |
MA | 見込客の顧客化に向けたアプローチを自動化 |
CMS | サイトやコンテンツを構築・管理・更新 |
アクセス解析 | ユーザーのサイト利用状況を記録し分析 |
コーポレートサイト制作の費用と相場
コーポレートサイト制作の費用は、初期費用とランニング費用に分かれます。
ただし、コーポレートサイトのページ数や内容・機能、依頼する制作会社の規模などによって、費用が変わることがあります。
コーポレートサイト制作のQ&A
コーポレートサイトの英語版は海外進出や国内の外国人をターゲットとする場合に必要です。
ただし、最近は自動翻訳サービスの利用や、ブラウザに自動翻訳機能が標準搭載されているため、必ずしも多言語サイトを作成しないケースが増えています。
300ページ位のコーポレートサイトで、依頼から公開まで6カ月程度が目安です。
ただし、サイトの規模、コンテンツ、機能によって制作期間は異なります。
コーポレートサイトのスマートフォン対応は、今や必須です。
スマホはインターネット接続においてパソコンを超えています。スマホで利用しづらいサイトはユーザーが離脱する可能性が高くなり、さらにGoogleはスマホ対応しているサイトを評価するため、検索結果順位が低下する要因となります。
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コーポレートサイト構築・リニューアルをご検討の皆様へ
Webサイト構築サービスおよびコーポレートサイトのリニューアル周期は?をぜひご参照ください。