2019.07.10

ホームページリニューアルのロードマップ

当社はホームページリニューアルを大手企業を中心に25年以上ご支援してきました。
これまでの多くの実績とノウハウをもとに、ホームページリニューアルのロードマップを7つのステップにまとめました。

リニューアル検討

想定期間:1ヵ月

まずはリニューアルの検討フェーズです。誰がいつ何をどのように検討するのかを明確にします。

主な検討内容

  • リニューアル検討委員会
  • リニューアルまでのロードマップ
  • 現状把握
  • 現状サイトの課題の整理
  • コンサル導入の検討

リニューアル検討委員会

ホームページのリニューアルには、社内の多くの部門が関係します。
広報が主幹のケースが多いですが、営業部門やマーケティング部門、人事やサポート部門など、ホームページの多様なステークホルダーに関わる部門を横断し、検討委員会を編成する企業が標準的です。

POINT
  • 迅速な判断や意思決定の可能な責任者を決める
  • コンテンツオーナーと素材収集や原稿作成の協力的な体制を敷く
  • 人数は10名以内におさえる方が望ましい
  • グループ企業を含めた編成の必要性も考慮する

リニューアルまでのロードマップ

リニューアルの検討からプロジェクトのスタートまでは半年程度かかるケースが多いです。公開希望時期から逆算してロードマップを策定しておく必要があります。

POINT
  • 予算申請のタイミングを考慮する
  • 公開時期に制約がある場合は注意する(企業統合や社名変更等)

現状把握

ホームページには多くの人や業者やシステムが関係しています。リニューアルの検討にあたり、現在の状況を整理し把握することから始めましょう。

主な把握内容

インフラ ネットワーク構成、サーバー構成、ドメイン、管理・契約形態など
システム CMS、フォーム、開発業者、利用者、連携など
コンテンツ サイトマップ、更新頻度、オーナー部門など
運用・保守 運用体制、保守内容、費用、関係業者など

現状サイトの課題の整理

主にアクセス解析をもとに、定量的なサイトの利用実態を把握します。また、Google Search Consoleなどを併用し、サイトの品質面の課題を把握しておくことをお勧めします。
定性的な意見の集約として、委員会や関係部門へのサイトの要望や意見をアンケートなどで収集し整理する企業も多いです。

コンサル導入の検討

ホームページのリニューアルは年々高度化し複雑になっています。社内で課題の整理や本質を把握し戦略に落とし込むことが困難な場合は、外部の専門コンサルタントへ依頼するケースも増加しています。

POINT
  • 想定費用:数十万~数百万(規模や内容により大きく異なる)
  • 想定期間:2ヵ月~半年(費用と範囲により決まる)

概算費用/納期試算準備

想定期間:2ヵ月

サイトの現状や課題の整理ができたら、リニューアルにかかる費用やスケジュールの試算が必要になります。

主な準備内容

  • リニューアル範囲
  • 対象デバイス
  • 対象言語
  • サイトボリューム
  • 導入システム
  • サーバー・インフラ環境条件
  • 品質条件
  • 素材ボリューム
  • 希望納期
  • 概算見積業者の選考

リニューアル範囲

リニューアルに関係するサイトは一つとは限りません。リニューアル対象とするコンテンツや機能など範囲を明確にしていきます。

対象デバイス

最近では企業のサイトでもモバイル利用がPC利用を上回るケースが大半です。PC・モバイルなどの対応デバイスとあわせ、OSやブラウザのバージョンなどの指定によって費用が変動します。

POINT
  • Windows7やIEはサポート終了が近いので対象から外していく
  • 自動アップデートのブラウザが多数派のため制作時点の最新版が主流

対象言語

リニューアル対象とする言語を指定します。業界や事業により力の入れ方は異なりますが、あまり言語を増やしすぎるとメンテナンスに手が回らないケースが多くあります。

POINT
  • Chromeブラウザの自動翻訳機能があるので対応は考慮する
  • 機械翻訳の導入は誤訳によるトラブルを考慮し慎重に判断しよう

サイトボリューム

サイトのボリュームをドメインやカテゴリ単位で整理し、リニューアルによるコンテンツの増減を加味した数量で算出します。想定サイトマップを提示することで認識にずれが無くなります。

導入システム

現状利用している機能やシステムをどうするかと、新規にどのようなシステムの導入を希望するのかを明確にします。

主な導入システム

コンテンツ管理 ニュース、事例、商品、FAQ、IR、求人など更新対象ごとに提示
問い合わせ管理 対応部署・フロー、管理機能など対象フォームごとに提示
検索システム サイト内、商品、店舗、実績、FAQなど検索対象ごとに提示
その他 アクセス解析、マイページ、シミュレーション、株価表示など

サーバー・インフラ環境条件

現状のサーバーを利用するのか乗り換えるのかを検討します。いずれにせよ、現状のネットワーク構成図を準備しておく必要があります。

品質条件

アクセシビリティへの対応やグループのガイドラインへの準拠など、データ品質に関わる条件を明示します。特にアクセシビリティの対応レベルによって、制作や検証の費用が大きく変化します。

素材ボリューム

翻訳・ライティング・撮影・イラストなど、テキストやイメージ素材などの対象となるボリュームを想定します。

POINT
  • 自社で別に手配して支給する企業も多い
  • 数量が特定できない場合、素材用の予算枠を確保しておく

希望納期

プロジェクトの開始や公開時期の希望があれば指定します。余裕を持ったスケジュールを計画段階では行うことをお勧めします。

POINT
  • 大半のプロジェクトは最初の納期から遅れる
  • 3月末の公開は多くの企業が希望するので避けるほうが無難

概算見積業者の選考

試算のための条件が整ったら、試算を依頼する業者を選定します。既存の取引先や新規の検討候補から複数の業者に依頼することが必要です。

概算費用/納期試算依頼

想定期間:1ヵ月

依頼する業者の規模やメインとする業態によって費用や納期の算出の仕方が異なります。概算費用に関しては、あらかじめ共通項目を指定することをお勧めします。

予算申請

想定期間:1ヵ月

費用と納期の試算をもとに社内予算申請を行います。予算申請時期や方法は企業により異なるため、リニューアルのロードマップの設定時にタイミングを想定しておきましょう。

リニューアル方針策定

想定期間:3ヵ月

リニューアル実施の予算承認がおりたら、具体的にリニューアルの方針を策定していきます。外部のコンサルタントに依頼する場合は、コンサルタント主導で行われます。

主な実施内容

  • 現状サイトの課題抽出
  • 競合サイト調査
  • リニューアル目標・目的
  • リニューアル要件
  • RFP(提案依頼書)作成

現状サイトの課題抽出

リニューアル検討時に実施した課題抽出をさらに深堀します。ターゲットやステークホルダーごとの課題抽出や、関係部門の意見や要望を踏まえた上での課題など、リニューアルによって目指すべき姿を見据えていきます。

POINT
  • 社内視点よりもユーザーの視点を重視する
  • 現状の運用体制やリソースに引きずられすぎないように課題をあげる

競合サイト調査

競合サイトとの比較調査により、自社サイトの課題をより浮き彫りにします。同業に参考になる企業がいない場合、海外も含めたベンチマークやベストプラクティスと比較するケースもあります。

POINT
  • 事業の競合とWebでの競合は異なる場合もある
  • ターゲットに近い被験者によるユーザーテストを実施する企業もある

リニューアル目標・目的

自社や競合の調査結果や経営計画などの内容を踏まえたうえで、リニューアルにおける目的と目標を設定します。KPIと呼ばれる指標を明確にし、リニューアルの効果検証を実施できるようにしておきます。

リニューアル要件

リニューアルの目的を達成するために必要と考える要件を整理します。提案を依頼するにあたっての前提条件などを明確にしておく必要があります。

主な検討事項

コンテンツ要件 新規作成、既存流用、移行・削除などの要望や提案希望など
デザイン要件 デザイン要望、VIマニュアル・ガイドラインなど
インフラ要件 現状ネットワーク構成の提供と今後の意向など
機能・システム要件 データの内容や量、利用者・環境、想定フロー、要求の優先順位など
運用要件 作業内容、依頼・確認方法、作業環境、運用体制など現状と意向など
品質基準 アクセシビリティ対応レベル、パフォーマンスなど利用品質の基準など
スコープ プロジェクトの範囲を明確化。作業範囲、対象範囲など
ロードマップ プロジェクト開始までと公開までの大枠の流れ。フェーズや公開後の計画も
予算 初期費用、ランニング費用など。目安や上限の提示

RFP(提案依頼書)作成

リニューアルの方針や要件をRFP(提案依頼書)へまとめます。記載内容によって提案が大きく変わりますので、意図を明確にしたRFPにする必要があります。

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RFP作成支援サービス

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企業ホームページリニューアルにおける25年以上の実績と経験を凝縮したRFPサンプルをもとに、貴社に必要な要件の整理をお手伝いいたします。お気軽にご相談ください。

業者選定

想定期間:2ヵ月

RFPをもとにしたオリエンテーションを実施し、提案のプレゼンテーションを開催するのが一般的です。提案内容の比較や検討を行い、委託先を決定してからも、契約条件の調整や手続きなどに思いのほか時間がかかります。

制作・開発

想定期間:Xヵ月

制作期間はリニューアル規模によって数か月から長い物では1年以上に及びます。また当初の計画からは納期はずれる傾向が強く、ほとんどは社内の原稿作成や素材収集、確認期間の遅れによるものです。プロジェクト体制設計が重要になります。

POINT

企業ホームページのリニューアルをご検討中の皆様へ
Webサイト構築サービス及び事例・実績をぜひご参照ください。

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