2017.08.22
世界・国内主要企業サイトの常時SSL対応が5割に
前回に続き、常時SSL対応について、世界及び国内の主要企業サイトを対象に調査しました。
すでにGoogle Chrome等でhttpsでないページに警告が表示されており、今後さらに警告の対象が拡大されるため、企業としてhttpsへの完全対応が必須となっています。

- 世界と国内で、常時SSL対応率に差は無い
- 世界ではhttps完全対応率が3割を超すが、国内では1割程度で非常に低い
- 欧米ではhttps完全対応率が非常に高く、アジアでは極端に低い
- ドイツ、オランダではhttps完全対応率が7割と非常に高い
世界主要企業サイト 常時SSL対応状況(前回調査との比較)

国内主要企業サイト 常時SSL対応状況(前回調査との比較)

世界主要企業サイトの地域別 常時SSL対応状況(2017年8月)
欧州、北米では常時SSL対応は6割を超え、約半数はhttpsに完全対応している。一方アジアでは、常時SSL対応は3割弱で、https完全対応率は1割に満たない。

世界主要企業サイトの国別 常時SSL対応状況(2017年8月/対象企業が10社以上ある国)
ドイツ、オランダでhttps完全対応率が非常に高く、アメリカ、スイスが続く。日本、韓国ではhttp併用で常時SSLに対応する傾向が比較的高い。中国は前回(5%)から増加したものの、他の国に比べ常時SSL対応が進んでいない。

- 常時SSLとは
- 入力フォーム、ログインページ、決済ページ等だけではなく、Webサイトの全てのページをSSLで暗号化するセキュリティ手法。Webサイトの安全性・信頼性の向上や、SEO・アクセス解析等マーケティング面での優位性から主要Webサイトでの導入が増加している。